ご挨拶



君津中央病院 循環器科のあゆみ

 当初は、内科の中に1〜2名の循環器科医がいるだけの状態で、かろうじて心エコーとエルゴメーター負荷などができる環境で診療が始まりました。その後、徐々に設備が充実し、平成9年にシネアンギオ装置が導入されたことを機に心カテーテル検査や、PTCA(ステント留置含む)、ペースメーカー植え込みなど、現代の循環器科に必要とされるほとんどの検査、治療が可能となりました。

 平成15年に完成した新病院では、独立したCCUが6床稼働を始め、急性心筋梗塞や心源性ショック状態などの重症心疾患に、24時間態勢で対応できるようになりました。

現在の循環器科

 現在、当科では心エコー、ホルター心電図、トレッドミル負荷心電図検査、ラジオアイソトープ検査、X線CT、MRI、DSA、各種心臓カテーテルの検査が可能です。また、カテーテルインターベンション(POBA、ステント留置、ロータブレータ、DCA)、下肢や腎臓の血管内治療、ペースメーカー植え込み、カテーテルアブレーション、植え込み型除細動器、体外循環補助装置(IABP、PCPS)等の治療を行っており、3次救急を行う循環器専門施設として充分な機能を備えています。学会や研究会活動も熱心に取り組んでおります。例として:(2012年度業績へ)
さらに、2018年度の末ごろには、冠動脈・下肢動脈用の心カテ室が2室に増えることが決まりました。

 また、心臓血管外科と緊密に連絡を取っており、外科的治療が必要な場合は、心臓血管外科での治療(緊急対応可)も速やかに行っています。

 さらに、地域医師会や亀田総合病院、千葉県立循環器センター、帝京大学千葉医療センターとも定期的に会合を持っており、この地区の診療所、病院と連携して診療に当たっています。

                  平成30年4月吉日
                     副院長(循環器科代表)  氷見寿治


ホームページ制作担当者から

当院の冠動脈治療は、DES(薬物が塗ってあるステント)の再狭窄率が非糖尿病の方では4%弱と非常にいい成績を出していると自負しています。
ロータブレータやDCA(肥厚した内膜を削る)も可能で、レトログレードアプローチなどによる完全閉塞病変への治療も得意としています。
ステント再狭窄の方は、2014年4月から使用できるようになった薬物コーティーングバルーン(DCB or DEB)を使用しております。
以前のように2枚も3枚もステントを重ねる必要が無くなってきております。
これまでのところ、閉塞性肥大型心筋症へのPTSMA治療の初期成功率はほぼ100%で、重篤な合併症は起こしておりません。常に安全第一で真摯に治療に取り組んでおります。
最近は、下肢の動脈に対するインターベンションも積極的に行っており、浅大腿動脈(SFA)のCTOや、膝下領域もカテーテルによる治療を行い、薬物療法の工夫(保険診療内での最適な組み合わせ療法)も相まって、当科に紹介された方の大切断回避率は(腐敗していない限り)この5年間は100%に近い数字です。
不整脈分野では、心房粗動や発作性上室性頻拍、WPW症候群、植え込み型除細動器や、心不全用のペースメーカー(CRT)の植え込みも行っております。2011年4月からは、心房細動へのアブレーションを得意とするM医師も就任し、年間300例ほど治療しております。
初期研修医も常時2〜4名勉強しており、和やかでほどよい緊張感のある職場を維持しております。
2017年4月からは更にやる気に満ちた2人を迎え、マンパワーは充実してきております。救急対応がより充実することが期待できます。
2018年4月には久々の大学からの後期研修医の松本君も迎え、常勤医14人態勢となりました。
2018年度の末ごろには、冠動脈・下肢動脈用の心カテ室が2室に増えることが決まりました。
循環器の救急受診や入院患者さんの数は10年前の2倍となっており、医師一人当たりの仕事は忙しくなっております。
                   平成30年4月吉日
                            循環器科科長  山本雅史



技術や道具のアップデート

幸い、当院では各分野で最先端のレベルの医師がそろっております。
(例:心エコーでは千葉県の意見番の関根医師、アブレーションのM医師、ペースメーカーデバイスの手術の速さと正確さの石村医師、
冠動脈閉塞病変(中国や国内で指導中)の藤本医師、ロータブレータに一言ある外池医師、下肢の血管に熱心な高原医師と山本など)
新しい治療器具が発売されると、千葉県では当院に最初に優先して配備されることが多くなりました。
常に最新の技術と道具での治療を維持することは、患者さんのためであることはもちろん、研修医の勉強のためにもなります。
年に1〜2回は、その道で有名な医師を当院に招聘して、私達の目の前で治療技術を披露して頂き技術のアップデートを図っております。


2010年2月  倉敷中央病院 光藤和明先生来院

2010年6月 新東京病院 中村淳先生来院

2010年11月 豊橋ハートセンター(当時) 朝倉 靖 先生来院

2011年6月 心臓血管研究所付属病院 矢嶋純二先生来院

 2012年6月 済生会横浜東部病院(当時)村松俊哉先生来院

2013年6月  時計台記念病院 浦澤一史先生来院

2015年11月 名古屋共立病院(当時) 鴨井大典先生来院

2017年6月 春日部中央総合病院 安藤弘先生来院

2017年9月 琉球大学 岩淵成志先生来院

2018年3月 三田市民病院 吉川糧平先生来院

2018年6月 宮崎市郡医師会病院 栗山根廣先生来院(OCT2件)

2018年7月 札幌心臓血管クリニック 鹿島由史先生来院(ロータ 3件)

2018年11月 森ノ宮病院 川崎大三先生来院(EVT3件)

    
           2012年に撮影           2013年日光トランスラディアル研究会にて齋藤滋先生と